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BATMAN BEGINS

アニメは日本の作品が他を寄せつけぬ完成度の高さを誇るが、コミックスの実写化となると途端に陳腐になる。ところが、ハリウッドではそつなく見事にこれやってくれるんだな、これが。

batmanbegins

これまでの四作は実写化の中にアメリカン・コミックスの雰囲気を半ば強引に取り入れ、その結果、現実感を犠牲にしてきた。元が漫画だから、それに異論を差し挟むつもりはないけれど、私にとってはそれが減点要因。そして今作、今更ながらのバットマン誕生秘話は、展開的にスター・ウォーズと同じで公開までかぶってる。さほど注目はしていなかったが、バットマン・シリーズはどれも楽しめたので、これは抑えておかないと。

話の展開はご都合主義が散見されるが、やはりそれを追求すべきではない、純粋に楽しめる作風。架空の都市ゴッサム・シティが舞台であることに変わりはないが、コミックス色が排除された現実的な描写は、どうしてもニュー・ヨークを想起させる。誕生直後のバットマンが劇的に強くないところは、「ガンダム、大地に立つ」のようでもある。この辺はバットマンの人間臭さをうまく描いた結果だろう。見終わると、スター・ウォーズIIIと違って、なるほどと納得してしまった。

全作にわたって言えるが、音楽がとても効果的だ。見事に映像とマッチ、いやが上にも気分を盛り上げる。そして洒落た台詞回し。こういうところがアメリカン・コミックス・テイストなのだろう。

わたし的には、今年の洋画の最優秀作。で、おじさんとしては、ストーリーには全く関係ない胸ポッチが妙に気なる作品でもある(笑)。

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