« A Happy New Year | トップページ | Bruckner »

名もなき毒

東京新聞の連載小説、宮部みゆき著「名もなき毒」が2005年と共に終わった。

青酸カリによる無差別連続殺人、土壌汚染、そして睡眠薬。それぞれに展開する話は結末に向けて絡み合っていく。コンツェルンの社内報編集に携わる主人公は、むしろ語り部的存在。

最後の最後に少女が口にした一言が泣かせる。そして主人公が結ぶ、「我々人間が毒なのだから」という言葉が物語の全てを受け止める。読み終わったからこそ、前半の淡々とした流れの重みを理解できる、読み続けてよかったと素直に思う秀作。

namonakidoku

|

« A Happy New Year | トップページ | Bruckner »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39375/7922842

この記事へのトラックバック一覧です: 名もなき毒:

« A Happy New Year | トップページ | Bruckner »