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Exciting Silence

いかん、イナバウアーを何度見ても、その都度目頭が熱くなってしまう、パバロフの犬状態だ。

トリノ五輪も終盤、振り返ると見たようで見逃したものが多くて残念でならないが、高画質で観戦できたのは、現代の恩恵。しかし、せっかくの画質を台無しにしてしまう要因もあった。

東京新聞でスポーツライター藤島大が連載しているコラムに、「スポーツ報道も成熟を」。「批判は安易」と前置きした上で「アイドルや未熟な女子アナの『軽さ』は無力」であると。そして「視聴率低迷打破には、「興奮せずに興奮を導き、はしゃがない正統派」を提案。

おそらく、サッカー人気の高まりと共に、絶叫中継が定着したのだろうが、ライヴ観戦にはそんなものは無縁。中継故の付加価値にはそんなものは無意味。そんな中、今大会でNHK刈屋富士雄アナの力強いピアニシモは絶妙だった。ともすれば、解説以上にしゃべる実況が多い中、沈黙すべき時は沈黙し、賞賛のタイミングも逃さず、逆に解説者の間の悪さが目立つほど。

荒川静香の完璧な舞の演出に貢献したのも刈屋アナ。表彰式の君が代もアレンジのせいか、今までより胸を打たれた。感動の余韻で、こんなに真剣にエキシビジョンを見たのはおそらく初めてだろう、録画だけど。荒川も素晴らしかったけど、生バイオリンをバックに滑るという贅沢な演出も。「日本でも見てみたい」という実況があったけど、マーティーならやってくれるんじゃないの(笑)、織田信成や浅田真緒のバックで。

ちなみに藤島大は別のコラムで「偶然性が結果を大きく左右する、例えばスノーボードクロスなどは、技術を競う最高舞台としての五輪には不向きではないか」との問題提起もしていた。これについては一理あるとは思うが、一概にそうも言えないかなと。偶然性も承知の上で競技している選手の気持ちをないがしろにすることもできないだろう、五輪に採用されない競技だってあるのだから。

安藤や浅田の活躍を期待して、いまから次のバンクーバーが楽しみ。でも、何が悲しいって、その時の自分の歳を考えると(涙)。

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受信: 2006.02.26 00:03

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